水平力分担構造の設置に「テレハンドラー」が最適な理由とは?
水平力分担構造とは、変位制限装置とも呼ばれ、地震が発生した際、地震の水平力を橋台や橋脚の複数の箇所に分担させて受け持たせる耐震補強用の構造になり、主桁が異常に移動して支承から外れることがないように設置するストッパーのことです。過去の大震災の教訓から橋梁補強の重要性が浮き彫りになるにつれ、これらの構造物の設置プロセスを合理化することが不可欠になっている。
従来、水平力分担構造の設置には面倒な手順が必要で、しばしば安全上のリスクを伴い、複数の機械を必要としていた。しかし、技術の進歩に伴い、より効率的で安全な代替手段である『テレハンドラー』が登場しました。今回は、テレハンドラーが水平力分担構造物の設置に最適な理由と、他の機械との違いについて見てみましょう。
設置前の工程は、まず、ブラケットを地面に平らに置き、小型ラフテレーンクレーンで立て起こしします(写真-1)。次に、フォークリフトでブラケットを設置箇所まで運搬します(写真-2)。それから、チェーンブロックでブラケットを所定の高さまで巻き上げる(写真-3)。その後、レバーブロックにて橋脚側に引き寄せて,せん断ストッパーとブラケットの接続ボルトで固定し,設置完了となる(写真-4).
この従来工法は、使用可能ではあるが、安全面や効率面で課題がある。
前述の多数の機械を使用する場合と比較して、当社の革新的な特殊フレームを備えた、多機能機械としても知られる1 台のテレハンドラーを使用することは、はるかに安全で効率的です。この全地形対応テレハンドラーは、実用性と正確さを併せ持っており、印象的な揚高、最適な視界、直感的なシステム、業界をリードする調整可能な安定性、完全な360°旋回台回転など、障害物や限られたスペースに対処する際の効率性を提供します。時間と生産性を高めるために必要な特定のアタッチメントを簡単に着脱できます。また、標準のリモート・コントロールにより、運転席にいるのと同じように作業環境を見渡すことができるため、作業の安全性を確保することが可能になります。
フォークアタッチメントと専用架台を併用することによ り、高架下や橋脚下など空頭制限のある現場や足場の間から部材を挿し入れたい現場に最適である。
吊しろ不要 | 玉掛不要 |
フォークは常に 水平保つ |
本体旋回 ブームが上がり伸びる |